ステレオの産業史|オーディオテクニカ
創業者はクラシック音楽の愛好家。
VMカートリッジは、
シュアの特許の壁を乗り越えた。
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AUDIO TECHNICA 株式会社オーディオテクニカ

 
オーディオ・テクニカ AT-31962(昭和37年)
AT-3 MMカートリッジ ¥6,900(0.7mil丸針) AT-3S ¥7,400(0.5mil丸針)
オーディオテクニカ創業時のベストバイ・カートリッジ
 ソースを選ばぬ暖色系のバランスの良さは高く評価された。オーディオテクニカは、このカートリッジの成功で、メーカーとしての信頼と名声をつかんだ。

オーディオ・テクニカ AT-1001
1962(昭和37年)
AT-1001 インテグレーテッド型トーンアーム (AT-1、AT3、AT-5用)¥5,400
軽質量パイプアームに先鞭をつけた、そのシンプルな美しさ。
 当時のアームは圧延鋼材やプラスチックでつくられたものが主流で、使用感はもちろんデザイン的にも不満があっただけに、この「AT-1001」のフォルムの美しさには魅了された。ただ、当時の広告で「1g以下の軽針圧でトーレス」と謳っていたのはかなりの眉唾で、専用カートリッジの「AT-3」に、それだけのコンプライアンス性能がなかったわけで、いたらぬ誤解を与えていた。

オーディオ・テクニカ AT-VM351971(昭和46年)
AT-VM35 VMカートリッジ  ¥12,800
シュアの特許の壁を乗り越えた
VMカートリッジ
三代目のリファインモデル。
 わが国のMMカートリッジは、シュアの特許に阻まれて国内の市場に甘んじていた。その間隙をぬって同じMM型でありながら発電系の形状をV字型(ノイマンのカッターヘッドと同じ)にすることで、シュアの特許に抵触しない1号モデルの「AT-35X」を完成させた。その3年後、VM型の最上位モデル「AT-VM35」を登場させる。わが国初のテーパード・カンチレバー採用し、高域が35,000Hzまで、ほぼフラ
ットに伸びている特性には驚かされた。そして、V字型の発電系はオーディオテクニカの現行モデルであるMC型の各シリーズにも受け継がれている。


オーディオ・テクニカ AT-1503II
1973(昭和48年)
AT-1503II 放送局用・スタティックバランス型トーンアーム ¥19,000
プロトタイプのAT-1500から9年、放送の現場で実証された耐久性能と高い信頼性。
 放送局用というのは、調整に手間がかかってはならない、多少雑に扱っても基本性能が変わらない、ことに経年変化に強いことが最も重要とされる。そうした意味でこのアームの針圧可変方式は他のアームにはない扱い易さで、各部の機構もしっかりと仕上げられていた。その昔、西銀座にあったニッポン放送サテライトスタジオのプレーヤーシステムにAT-1500が使われていた。



オーディオテクニカ雑感
 オーディオテクニカの創業は1962年(昭和37)。ステレオレコードの登場から僅か4年しかたっていない。しかも、当時の国内ステレオ市場といえば日本ビクターを筆頭に家電各社がアンサンブル型といわれる一体型のステレオの販売にしのぎを削っていたころである。当然、単品のステレオカートリッジの需要などないに等しい時代だった。にもかかわらず1号カートリッジの「AT-1」と、ベストセラーとなる「AT-3」を引っさげて、市場に打って出た創業者の確信と先見性は見事なものだった。
 その後も、VM型カートリッジの成功でシュアの特許をくぐり抜け、欧米への進出を果たした経営手腕も並々でない。CDの時代を迎えると、国内の競合他社がことごとく撤退や廃業へと追い込まれていくなかでも、新分野への積極的な展開が成果をもたらし、着実に業績を伸ばして今日にいたっている。
 ちなみに、創業者である松下秀雄氏のオーディオ歴は公私共に長く、エレクトロボイス社50年代の名作、「パトリシアン」を愛用し、同社の輸入代行も行っていた。
 なお、同社は、世界の電蓄コレクションを常設した「テクニカギャラリー」を一般に公開していましたが、残念なことに2016年の1月をもって閉鎖しました。


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