ステレオの産業史|フォステクス
OEMスピーカーの生産量は世界有数。市販ユニット
日本の市場をほぼ独占。
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FOSTEX フォスター電気株式会社


フォステクス FE103∑ 1968(昭和43年)
FE103Σ
10cmフルレンジスピーカーユニット ¥2,900
コロンブスの卵的発想が
功を奏した秀作ユニット。

  「FE103Σ」は、手の平にのるサイズながらズッシリと重い。これは既存ユニットのマグネットを2段重ねにして磁束の強化をはかったからである。
 音の素性は大変立派で、並列駆動で使えば低音も見かけ以上にリッチでリアル。また、バックキャビティーに入れれば、広帯域のスコーカーとしても、見逃すことができなかった。

再生周波数帯域:f0〜18,000Hz 
fo:80Hz
インピーダンス:8/16Ω 
出力音圧レベル:90dB



フォステクス FE166En
2008(平成19年)

FE166En  16cmフルレンジスピーカーユニット 
¥10,260(現行モデル/税込)
自作システム
フォステクスの伝統を受継ぐユニットが
新素材の振動系で復活。

 この前身モデルの20センチユニット「FE-203」は、かれこれ半世紀も前のもの。故・長岡鉄夫氏がメインとしたのも、この系列のユニットであった。
  改良を経たこのユニットで、とりわけ感心するのは、フルレンジ1本で鳴らしたときの帯域の広さである。右の写真のシステムは、遥か昔に、ダイヤトーンの「P-610」用として自作したものだが、フォステクスの魅力を上手く引き出している。
 もちろん、現代のユニットだけに、聴感上の特性は、手持ちのダイヤートーン「P-601AM」を凌ぐものだ。ただ、ユニットにちょっと手を加えてはいるが・・・。
 それは、サブコーンをラッカーニスでダンプしていること。これが以外と結果が良く、やや耳障りだった、ソプラノ帯域の「音域がより自然な響きになった。また、スーパーツィーターのFT96H」をOFFにしても倍音成分の欠落感がない。
再生周波数帯域:fo〜22,000Hz fo:53Hz 
インピーダンス:8Ω 
出力音圧レベル:94dB


フォステクス FT96H1992(平成4年)
FT96H ホーン型スーパーツィーター ¥20,304(現行モデル/税込)
スーパーツイーターといえども
バッフルにしっかりとマウントするのが常道。

 フォステクスのホーンツイーターでバッフル取り付けマウントが付いているのはこのユニットのみ。箱の上に置いて使うのが好き、という人はともかく、バッフルにマウントすることで、音のつながりと指向特性は明らかに良くなる。
 また、フルレンジに加えて2ウェイにする場合のネットワークも、コンデンサーのみの6dB落ちよりは、コイルを加えた12dB落ちを薦めたい。アッテネーターも可変式よりは、抵抗による固定式で十分だし、むしろその方が良い結果が得られる。
再生周波数帯域:4,000Hz〜33,000Hz インピーダンス:8Ω 
出力音圧レベル:100dB 推奨クロスオーバー:8,000Hz以上


フォステクス T250D2009(平成20年)
T250D ドーム型ワイドレンジツィーター ¥39,960(現行モデル/税込)
純マグネシウムダイアフラムによる
感嘆のワイドレスポンス。
 ドーム型やホーン型のダイアフラム素材の種類を挙げると、樹脂系、アルミ、ジュラルミン、チタン、ベリリウム、そして行き着いた理想の素材が最も軽い低比重金属の純マグネシウムである。何でも、このダイアフラムは、究極の職人技でつくられるという。
 とにかく帯域が広い。過大入力に注意すれば、クロスオーバーを推奨値よりも下げることができるはずだ。当然、フルレンジユニットとの組み合わせではなく、上質な20センチ口径以上のウーファーとの本格的な2ウェイとしたい。それが本来の使い方であろう。
再生周波数帯域:900〜50,000Hz インピーダンス:8Ω 
出力音圧レベル:90dB 推奨クロスオーバー:1,500Hz(−12dB)以上



フォステクス雑感

 2008年の頃だったであろうか、NHKの新モニターにフォステクスの「RS-N2」が決定した、という告知広告は、まさに晴天の霹靂であった。フォステクスの母体であるフォスター電気のユニットは、かつて、オーディオ評論家、長岡鉄男氏の製作記事によって、大いに知られることになった。しかし、フォスターブランドの市販システムとなると、どれもこれもパッとしない。それどころか、記憶に残るものが全くない。そのフォステクスの開発したシステムルが、ダイヤトーンに代わるNHKの新モニターとして採用された訳で、大いにたまげたのである。

 それ以降、摩訶不思議な形状のHR振動板なるウーファーと、マグネシウム・ダイアフラムのツイーターによるシステムを矢継ぎ早に発表し、あれよあれよという間に、高級スピーカーブランドとしての地位を築いてしまった。
 これは、フォステクスの急進ぶりを讃えるべきか、老舗大手の衰退を嘆くべきか・・・。
この逆転の現象は、1980年代のオーディオ不況で、各社がポスト・オーディオを映像に求めたころから始まった。大手各社がスピーカー・ユニットの生産を縮小、または完全撤退するのをフォステクスはビジネス・チャンスとしたのであろう。しかも、OEMとして供給するユニットの生産量は、現在、世界有数のレベルにある。

 それにしても、長岡氏のフォステクスに対する貢献度ははかりしれない。残された資料を基に自作に励むマニア氏は多い。ところが近年、海外の新興メーカーが名乗りをあげ、自作のための選択肢が増えたのは喜ばしい。
ピックアップしてみると、アメリカの「HiVi」、ドイツの「Visaton」、イタリアの「SICA」、ノルウェーの「Seas」、中国の「Fountek」、香港の「TYMPHANY」、と実に多彩で、コストパフォーマンスの高い個性的なユニットが数多くある。
国内のネットショップで購入できるので、まずは、情報を見てはいかがであろう・・・>>


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