ステレオの産業史|JBL #2
時代を超越したクラフトマンシップと、見事な音の造形で
多くのオーディオ・パーソンを魅了したJBLサウンド。
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JBL James B.Lancing Sound Inc.

#1 / Speaker System * #2 / Speaker Systems * #3 / Speaker Unit * #4 / Amplifier


JBL L200 1972年(昭和47年)
L200 STUDIO MASTER
バスレフ型 2ウェイ 3ユニット
スピーカーシステム ¥333,000(1台)
斬新でモダンな特殊ウレタン
フォームのフロントグリル。ワイド
レンジではないが音は一線を画す。

 この「L200」には「STUDIO MASTER」の名が付けられてはいるが、ホームユースを意識したフロアー型の見事な美しい仕上げ。モダンなフロントグリルの色は4つのカラーから選べた。L200の使用ユニット













 搭載のドライバーホーン「LE85+HL92」は、オリンパスの「C50S7R」に初めて採用されて以来、「375」に次ぐ強力ドライバーとして名声を高めてきたもの。ウーファーは「LE15」に代わる改良型の「LE15B」が使われた。
 その後、「L200B」になり、クロスオーバーが、1200Hzから800Hzに下げられて、音の再現がより緻密にブロードになった。なお、この時期、同系のプロユニットを搭載した初のシステム「Pro 4320」も登場し、これまでアルテックが主流だったアメリカのスタジオモニターの世界に新しい流れをつくり出したといえる。
再生周波数帯域:35〜15,000Hz クロスオーバー周波数:1200Hz 
外形寸法:W610×H830×D540mm 重量:66kg

JBL L3001975(昭和50年)
L300
バスレフ型 3ウェイ 4ユニットスピーカーシステム
¥400,000(1台)

ホームユースとしては
、総合的に
スタジオモニターよりもランクは上

 上記「L200「に、ツイーターの「077」が加わったことで、緻密な表現力に、しなやかな艶っぽさが加わった。ソースのジャンルにを問わず、音楽の持つソノリティーを実に生々しく正確に再現する。デザインも見事。この各ユニット間のトーンバランスのとり方の巧さは、ネットワーク設計の水準の高さを示すものであろう。L300のカットモデル













再生周波数帯域:35〜20,000Hz クロスオーバー周波数:800Hz、8,500Hz 
外形寸法:W584×H803×D572mm 
重量:66kg



JBL pro.4333A1976年(昭和51年)
pro.4333A
バスレフ型 3ウェイ 4ユニット
スピーカーシステム
¥533,000(1台)

2度目の改良で、JBLモニターの
リファレンスたる地位を築いた。
 JBLが「Pro. STUDIO MONITOR」の名で、システムを登場させたのは1970年。ウーファー「LE15A」、ドライバーホーン「LE85+HL92」の2ウェイモデルであった。それから「4333A」に至る6年間、施行錯誤を重ねたことが窺える。
 ともかく、この「4333A」は、改良前の「4333」と同一のユニットを使用していながら、システム重量が20キロ以上も重くなった。これは、エンクロージャーの補強対策が強化された結果であろう。
 使用ユニットは、 foが16Hzのハイコンプライアンス38cmウーファー「2231」、ドライバーは 「LE85」のプロバージョン「2420」、ツイーターも「077」のプロバージョン「2405」である。
再生周波数帯域;35〜20,000Hz 
クロスオーバー周波数:800Hz、8,500Hz
外形寸法:W610×H830×D540mm 
重量:59g


JBL pro.43431976年(昭和51年)
pro.4343
バスレフ型 4ウェイ 5ユニット
スピーカーシステム ¥560,000(1台)

単にプロ用ということではなく、
限界を感じさせない再生能力と、
このプロポーポーションには、
誰もが惹かれた。
 
「ローマは1日にして成らず」これは、スペインの作家、セルバンテス作の「ドン・キホーテ」の中に出てくる有名な一節である。この「4343」も、一朝一夕に出現したわけではない。ここに至るまでには、並々ならぬ試行錯誤のあったことが、その系列を遡ってみれば容易に察しが着く。しかも、通常の3ウェイシステムにミッドバスを加えるという発想は、メーカー製の完成品には皆無であった。このミッドバス帯域が、音楽を再生する上で、いかに重要かは、楽器の周波数分布を見てみれば一目瞭然に理解できる。
 それだけに、限界を感じさせない再生能力を持つに至ったのかと、ためらいなく言える凄さをはっきりと音で示していた 。
 使用されたミッドバスは25cm口径の「2121」。他は上記の「4333A」と同一のユニットが使われている。
再生周波数帯域:35Hz〜20,000Hz
クロスオーバー周波数
 300Hz、1,250Hz、9,500Hz
外形寸法:W635×H1,051×D435mm
重量:79kg



JBL pro.4301WX1977年(昭和52年)
pro.4301WX
バスレフ型 2ウェイ 2ユニットスピーカーシステム ¥65,000(1台)
プロシリーズの血統を見事に受継いで
見た目からは想像できない音が響きだす。

 この音をブラインドで聴かされたら、誰もがブックシェルフのコーン型2ウェイの音とは思わないであろう。理屈など、細かなことはどうでもいいという感じで、音楽に乗れる。ジャズは言うに及ばず、クラシック弦の響きも驚くほどにしなやかで美しい。
 これは、数年前に登場したホームユースの「L16 Decade」と全く同じユニット構成である。それにしても、こうも見事に変身した音を聴くと、狐につままれた感じさえする。
 ともかく、この頃のJBLの音質管理の確かさには舌を巻いた。駆動するアンプには、さほどの高級機は必要なく、プリメインのサンスイ「AU-607」(¥69,800)や、ラックス「LX48A9」(¥79,800)などの普及クラスで、その魅力を十分に引き出した。
再生周波数帯域:45〜15,000Hz
クロスオーバー周波数:2,500Hz
外形寸法:W306×H483×D291mm
重量:12kg





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